新製品発売&HPリニューアル記念 対談企画【松岡修造の「夢をかなえる!」】松岡 修造×反町 秀樹

第9回野菜 食育

若者を 中小企業を 日本経済を もっと元気に!
アクティブの代名詞「松岡修造」の思考から
対談を通してそのヒントを探る

反町:本日は「野菜」をテーマにお話したいと思います。よろしくお願いします。

さっそくですが、松岡さんは野菜はお好きですか?


松岡:はい、野菜大好きです。


反町:特にお好きな野菜といえばなんでしょう?


松岡:野菜は何でも好きですが、特に1つあげるのであればトマトですかね。


反町:ほう、トマトですか。


松岡:トマトはどの国に行ってもありますし、そのままでも十分おいしいですが煮ても焼いても美味しいから、どんな国の料理にもあいますよね。


反町:なるほど。どこに行っても食べられて、いろんな料理に合うというのは素晴らしい野菜ですね。

私も大好きです、トマト。

いや、なんで今回はいきなりこんな質問から始めたのかというと、実はソリマチは農業ソフト分野でずっと日本一のシェアを獲得してまいりまして、つい先日の7月5日にも新製品「農業簿記9」を発売したばかりなんです。

対談風景1


トマトはもちろん、他にも色々な作物を生産されている農業者の方々とお付き合いがあって、ソリマチが決算・申告などのお手伝いさせていただいています。

そんな我々にとってこれはとても心強くて嬉しいニュースなんですが、最近、農業を新たに始める若い方が非常に多いんですよね。


松岡:そうですね。

農業を始める若者が増えているという話は最近よく聞きますが、すごくいいことだと思います。

農業は簡単にはできない仕事ですが、自分自身の手で育て上げた野菜や果物が店頭に並び、喜んで食べてくれる人たちがいるって考えただけで、ものすごくやりがいが感じられるし、嬉しいですよね。

それに、常に生活の中で自然の厳しさや美しさに触れ、なんだか生きてるってこういうことかぁ、って感じられる職業だと思うんですよね。


反町:なるほど。

新規就農する若者が増えているのは、個人の価値観で人生と向き合い行動している若者が増えてきているって事かもしれませんね。


松岡:そうですよ。

それにただ単に野菜や果物、米を育てると言うだけでなく、農業には常に工夫が必要なんだと思います。

もちろん昔から受け継がれている手間暇かけなきゃいけないところもあれば、より効率よく工夫し、進化しなければいけないところもある。

そういうことを常に考え実現させていく力が、若者にはあるのではないかと思うのです。


反町:そうですよね。

もし農業に若者がどんどん参入してくると、何て言うんですかね、農業をすることによって、元気な人が増えると思うんですよ。

農業に付加価値がついて、みんなの農業への考え方が変わっていくかもしれないですよね。

僕も野菜大好きで、夏野菜が特に好きですけど、やっぱり旬なものを旬な時に食べると元気になりますね。


松岡:日本には四季があり、昔はその季節に獲れた旬の野菜を食べることがいいんだと言われていましたよね。

でも、今の子供たちは「キャベツは春野菜」、とか「ナスは夏野菜」とか、知らないんじゃないかな。「キャベツもナスも1年中食べられるよ」っていう子供が多いでしょうね。

でも、それは農家の方々が1年中美味しい野菜を食べられるようにと、試行錯誤を繰り返し、何年もかけて工夫してくださったお陰でもあるわけです。

だから、僕たち大人がちゃんと子供たちに季節の野菜を教えてあげなければいけない役割を担っているのではないでしょうか。


反町:そうですね。苦労しておいしい農作物を作っている方々に感謝しないといけませんね。


松岡:そのためには親がちゃんと日本の四季を感じ、受け止め、食文化も含め子供たちに伝えることは、本当に大切ですよね。


反町:おっしゃるとおりです。

食文化という言葉が出ましたが、「食育」について松岡さんはどのようなお考えをお持ちですか?


松岡:食育っていうものは、やはり大人から子供へしっかりと伝えていかなければいけない、大切なものだと感じています。


反町:大切ですね。


松岡:僕が生きていく中で最も大切にしている事は「食べること」です。

生きていくために必要なものをなんとなく食べる…ということは、僕の中にはありません。

これはどこでどんな風に育てられたんだろう。どんな人が作ってくれたんだろう…とか、そんなことを感じながら食事を楽しんでいます。


反町:なんとなく食べるではだめなんですね。


松岡:僕は「くいしん坊!万才」という番組を13年やらせていただいていますが、そこでいつも感じるのは食事もそうですが、やはり「人」なんですよね。


反町:人を感じる、ですか。


松岡:食事1つにしても、その人の歴史が感じられる食事ってすごくありません?

人間味というものを一番感じることが出来るんです。


反町:松岡さんは、食べる時も「一所懸命」、「本気」ですね。誰が作ったんだろうって想いをめぐらせながら、味わうことが大切という事ですか。


松岡:そうですね。

たとえば、「あー、この甘いトマトはきっと綺麗な空気と澄んだ水がたくさんあるところで大事に育てられたんだなぁ」なんて感じながら食べるトマトって、普通にパクッっと口に入れただけとでは、味が違うと思いませんか?


反町:なるほど。どうでもいいやと思ったら、「食べれるものならばどんなものでもいい」ってことになってしまいますね。

あぁ、じゃあそれはある意味、作った人がどんな人なんだろうってイメージする事で、頂く時により感謝の気持ちを持って食べているっていうことですか?


松岡:僕は食事の時間が一番の楽しみなので、常に感謝の気持ちでいっぱいです!


反町:松岡さんはいつも感謝の気持ちを大切にされている。素晴らしいですね。

ぜひ見習わなければいけません。


松岡:とんでもないです!


次回:日本一&長岡花火

新製品発売&HPリニューアル記念 対談企画【松岡修造の「夢をかなえる!」】松岡 修造×反町 秀樹

Profile

松岡 修造ソリマチイメージキャラクター

1967年東京都生まれ。10歳から本格的にテニスをはじめ、慶応義塾高校2年生の時にテニスの名門校である福岡県の柳川高校へ編入。

その後、単身で米フロリダ州タンパへ渡り、86年プロに転向。ケガに苦しみながらも92年6月にはシングルス世界ランキング46位(自己最高)に。95年にはウィンブルドンで日本人男子として62年ぶりとなるベスト8に進出。

98年春に現役を退いた後は、テニス活性化プロジェクト「修造チャレンジ」を設立し、ジュニアの育成とテニス界の発展のため力を尽くす。2004年から「報道ステーション」(テレビ朝日系)に「スポーツの顔」として出演。その他、数多くの番組でスポーツキャスターとして活躍。

「ソリマチのイメージキャラクター」に就任して今年で7年目を迎えている。

反町 秀樹ソリマチ株式会社 代表取締役社長

1965年新潟県生まれ。89年、監査法人KPMGピートマーウィック国際税務部に入社、都市銀行系のシンクタンクで経営コンサルティング業務などに従事。

94年、ソリマチ情報センター(現ソリマチ)の取締役に就任。同年、反町秀樹税理士事務所を開業。03年7月、ソリマチ株式会社の代表取締役に就任。税理士でありITコーディネータでもある。

著書は「スモールビジネスファイナンス革命」(プレジデント社)など多数。

Buck number

第10回
第10回:日本一&長岡花火

第9回
第9回:野菜 食育

第8回
第8回:本気

第7回
第7回:ひまわりレター

第6回
第6回:名刺


 

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