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アクティブの代名詞「松岡修造」の思考から
対談を通してそのヒントを探る
反町:以前、第4回では笑顔の話をしましたけども、聞くところによると脳科学の分野から見ても、笑顔は楽しさを喚起するという素晴らしい働きをするんだそうです。
例えば会社の中に一人笑顔でニコニコ笑っている人がいるとします。
そうするとそれを見た人は「顔ニューロン」という神経回路でその顔を認識し、「ミラーニューロン」という細胞の働きでその人の笑顔につられて自分も笑顔になり、笑顔になると「ドーパミン」の働きで気持ちが前向きになる。
そしてそうやって生れた笑顔が、さらに他の人に笑顔をひろげてくれる。
「笑顔が職場を明るくする」なんて言いますが、こうやって何をするのにも理想的な雰囲気を自分たちの意思で創り出すことができるわけです。
このことを何らかの形で仕事に活かす方法がないかと考えだして、私たちはこれを「名刺」に活かすことにしました。
最近作ったソリマチの新しい名刺には、表に笑顔の写真、裏には各自が「MyFace」という各人のポリシーを記載して、自分はどんな人間かを前向きな気持ちと一緒にしっかり相手に伝え、アピールしようという狙いがあります。
松岡さんも書籍で、自分自身のポリシーを言葉にする大切さを書かれていますが、松岡さんはどう思いますか?
松岡:素晴らしいことだと思います。
自分の想いを伝えられる名刺っていいですよね。形式だけの名刺ではなく、自分の想いを一番最初に相手に伝えられる。ですから、ソリマチさんの名刺は顔写真があることによって、普通の名刺をもらう時よりも印象に残り、さらには次回にお会いしたときに「あ、この方だ」ってまずわかりますよね。
しかも本人のオリジナルメッセージの印象は強いですね。脳というのは基本的には何か刺激をもらうと、特に顔とその人の言葉が一致したら、まず忘れないと言われていますからね。
反町:「私が責任を持って対応します」「わたしはこういう顔の人間です」と宣言するのは意味があると。
松岡:そうですね。
反町:そうそう。松岡さんはソリマチのイメージキャラクター、ソリマチの顔ですので、名刺作ってみませんか?
松岡:せっかくの機会ですので、宜しくお願いします。
反町:松岡さんの笑顔の写真撮りますね。
スマイル!!(カシャ)
次回:ひまわりレター
1967年東京都生まれ。10歳から本格的にテニスをはじめ、慶応義塾高校2年生の時にテニスの名門校である福岡県の柳川高校へ編入。
その後、単身で米フロリダ州タンパへ渡り、86年プロに転向。ケガに苦しみながらも92年6月にはシングルス世界ランキング46位(自己最高)に。95年にはウィンブルドンで日本人男子として62年ぶりとなるベスト8に進出。
98年春に現役を退いた後は、テニス活性化プロジェクト「修造チャレンジ」を設立し、ジュニアの育成とテニス界の発展のため力を尽くす。2004年から「報道ステーション」(テレビ朝日系)に「スポーツの顔」として出演。その他、数多くの番組でスポーツキャスターとして活躍。
「ソリマチのイメージキャラクター」に就任して今年で7年目を迎えている。
1965年新潟県生まれ。89年、監査法人KPMGピートマーウィック国際税務部に入社、都市銀行系のシンクタンクで経営コンサルティング業務などに従事。
94年、ソリマチ情報センター(現ソリマチ)の取締役に就任。同年、反町秀樹税理士事務所を開業。03年7月、ソリマチ株式会社の代表取締役に就任。税理士でありITコーディネータでもある。
著書は「スモールビジネスファイナンス革命」(プレジデント社)など多数。
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