新製品発売&HPリニューアル記念 対談企画【松岡修造の「夢をかなえる!」】松岡 修造×反町 秀樹

第10回日本一&長岡花火

若者を 中小企業を 日本経済を もっと元気に!
アクティブの代名詞「松岡修造」の思考から
対談を通してそのヒントを探る

反町:今回は、日本一というテーマについて話していただこうと思います。

日本一になるために大切なこと。

松岡さんの本を拝見していると「おまえは今日から富士山だ」なんてコメントが出てくる場面がありますが、日本一になるために必要だと思われている事ってなんでしょう?


松岡:僕が現役時代に、もっとも僕のモチベーションを高めてくれたのが富士山でした。

富士山を見ていると、目標としていくものをしっかりと捉えることができる。

それは僕だけでなく、皆さんも同じではないでしょうか。「自分も日本一になれるように頑張るぞ」というモチベーションが一気に高まるアイテム、それが富士山なんだと思います。

でも、日本一になる、その道を究めるって、やる気だけでは難しいですよね。

やはり、想像力、創意工夫、そういったことを常に考え、アンテナを張り巡らせている人ってその道を極めた人に多いですよね。

失敗を繰り返すことは誰でも嫌な事です。でも、失敗や経験を積み重ねていくことで、人としても成長し、アイデアが実を結んで成功に導いてくれるのではないかと思うのです。


反町:うん、想像力はとても大事だと私も思うんです。

ソリマチは年に何回か社員みんなで合宿をやったりするんですよ。

我々は存在理念として「人の出来ないことをやる、人のやらないことをやる、世の中のためになることをやる」ということを一番大切に考えているんですが、「じゃあ人の出来ないことってなんだろう?」っていうのを合宿で朝まで討議したりするんです。

長い討議の結果、我々にとってそれは「ナンバーワンになること」じゃないかという答えが出て、「じゃあ次は、人のやらないことは何だ?」ってな具合に朝まで続きます。


松岡:僕は「ナンバーワンになる!」ということも大切だと思いますが、それよりも「オンリーワン」にこだわって欲しいですね。

他の人に出来ないことで自分しか出来ないことを見つける。これって難しいと思うんですけど、ソリマチの社員の方々にはきっとできると思うんですけど…。


反町:「ベストを尽くすだけでは勝てない、僕は勝ちにいく」って松岡さんがご本の中で書かれているような、要は最終的にそれを現実にするぞっていう覚悟が必要だということですね?


松岡:そうですね、僕はそう考えています。


反町:なるほど、我々が目指すべき日本一は、売り上げではなく、どれだけたくさんの中小企業の方々と「嬉しい」という喜んでいただく事、実際に喜びのシーンをどれだけたくさん創造出来たかという事になるんでしょうね。

松岡さんがおっしゃられるように想像力を活かし工夫を重ねて、そういうシーンを社員みんなで一致団結して創り上げていく風土を大切にしたいと思います。


そうだ松岡さん、「日本一」といえば、私たちの創業の地、新潟県長岡市にも誇れる日本一があります。

松岡さんから毎年いただくメッセージが市民に好評な、長岡の花火大会です。


対談風景1


直接の因果関係はわかりませんが、長岡は海軍総司令官の山本五十六の生誕地だという事もあって、日本海側で一番空襲の被害が多かった地域なんです。

そんな長岡市が被災したこの日に復興への願いを込めて花火をあげるようになったのが今から68年前。

そしてこれは中央からのお金ではなく、全て地元の企業であげようっていう花火大会なんです。

わたしどもは毎年、創業年数に合わせた本数の花火をあげるんですが、前回あげた花火が合計で58連発。隅田川であがる一番大きい花火よりもさらに一発一発が大きいんですよ。

松岡さんはこういった地域貢献についてはどういう風にお考えになりますか?


松岡:地元の方々と協力して地域に貢献するって素晴らしいことだと思います。

その地域貢献の1つとして、長岡の花火に僕もメッセージを吹き込ませていただいていますが、それが地元の皆さんに喜んでいただいているのであれば、僕も嬉しいです。


反町:ありがとうございます。

お世話になった方に色々お返しするっていうのも人生の目的の一つだってことですよね。

まぁビジネスでもなんでもそうですよね。

それはわたしも非常に共鳴します。


次回:教育論 座右の銘

新製品発売&HPリニューアル記念 対談企画【松岡修造の「夢をかなえる!」】松岡 修造×反町 秀樹

Profile

松岡 修造ソリマチイメージキャラクター

1967年東京都生まれ。10歳から本格的にテニスをはじめ、慶応義塾高校2年生の時にテニスの名門校である福岡県の柳川高校へ編入。

その後、単身で米フロリダ州タンパへ渡り、86年プロに転向。ケガに苦しみながらも92年6月にはシングルス世界ランキング46位(自己最高)に。95年にはウィンブルドンで日本人男子として62年ぶりとなるベスト8に進出。

98年春に現役を退いた後は、テニス活性化プロジェクト「修造チャレンジ」を設立し、ジュニアの育成とテニス界の発展のため力を尽くす。2004年から「報道ステーション」(テレビ朝日系)に「スポーツの顔」として出演。その他、数多くの番組でスポーツキャスターとして活躍。

「ソリマチのイメージキャラクター」に就任して今年で7年目を迎えている。

反町 秀樹ソリマチ株式会社 代表取締役社長

1965年新潟県生まれ。89年、監査法人KPMGピートマーウィック国際税務部に入社、都市銀行系のシンクタンクで経営コンサルティング業務などに従事。

94年、ソリマチ情報センター(現ソリマチ)の取締役に就任。同年、反町秀樹税理士事務所を開業。03年7月、ソリマチ株式会社の代表取締役に就任。税理士でありITコーディネータでもある。

著書は「スモールビジネスファイナンス革命」(プレジデント社)など多数。

Buck number

第10回
第10回:日本一&長岡花火

第9回
第9回:野菜 食育

第8回
第8回:本気

第7回
第7回:ひまわりレター

第6回
第6回:名刺


 

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