Windows ファイアウォールの設定方法
-Windows XP Service Pack 2を適用したホストパソコンにクライアントパソコンを接続させる方法-


 「Windows XP Service Pack 2(以降 SP2)」では、ネットワークを通じてウイルスやワームからの悪意のある攻撃からコンピュータを保護するため、Windowsファイアウォールに多くの機能強化が施されました。(Microsoft社発表)
 このSP2を適用すると、ピア・ツー・ピアにて運用している会計王Professionalシリーズ/会計王5PROシリーズ/販売王Professional2003シリーズ/販売王5PROシリーズがインストールされているホストパソコンにクライアントパソコンが接続できないという問題が発生します。
 これはSP2の適用によりホストパソコンのWindows ファイアウォール機能が有効になり、外部(この場合はクライアントパソコン)からのデータベースへの接続を抑止しているためです。

 この問題を解決し、安全にピア・ツー・ピアでの運用を行うため、Windows ファイアウォール機能を適切に設定する方法をご案内します。 以下の作業はホストパソコンにて操作してください。

注意!
 ここで説明するWindows ファイアウォールの設定をする前に、データベースエンジンとしてインストールされているMicrosoft SQL Server 2000 Desktop Engine(以降、MSDE2000)、またはSQL Server 2000Service Pack 3以降が適用されていることを確認してから行ってください。
 適用されていない場合はMSDE2000(またはSQL Server 2000)をターゲットにしたワーム等の攻撃対象となる場合があります。
 ※会計王5PRO、および販売王5PROのCD-ROMからインストールしたMSDE2000にはService Pack 3が適用されています。
1.コンピュータの管理者の権限を持つユーザーでログインします。
2.[スタート]-[コントロールパネル]を選択します。

3.[セキュリティセンター]を選択します。

4.[Windows ファイアウォール]を選択します。

5.ファイアウォールの[全般]の設定を行います。
ここでは「有効」が選ばれていて、「例外を許可しない」がチェックされていないことを確認してください。
例外を許可しない」がチェックされている場合はオフに変更してください。
6.ファイアウォールの[例外]の設定を行います。
(1) 例外」をクリックします。
(2) プログラムの追加」をクリックします。
(3) プログラムの追加画面が表示されますので「参照」をクリックしてください。
(4) 参照画面が表示されますので「ファイルの場所」にMSDE2000(またはSQL Server 2000)がインストールされてるフォルダの中から「...\MSSQL$インスタンス名\Binn」を探して指定してください。
※「ファイルの場所」はインストール時に変更していなければ以下の場所となります。
C:\Program Files\Microsoft SQL Server\MSSQL$SORIMACHI\Binn
(5) 表示されたファイルの中から「sqlservr(またはsqlservr.exe)」を選んで「開く」をクリックしてください。
(6) プログラムの追加画面に戻り「sqlservr」が表示されますので選んで「OK」をクリックしてください。
(7) 「プログラムおよびサービス」に「sqlservr」が表示されます。チェックされていることを確認してください。
これで設定は完了です。「OK」をクリックしてWindows ファイアウォールの画面を閉じます。
※複数のインスタンスをご利用の場合は(2)~(6)の操作をインスタンスごとに繰り返してください。
(8) クライアントパソコンの王シリーズを起動してホストパソコンに接続できることを確認してください。
ご不明な点は弊社サポートセンターまでご相談ください。(サポートには別途契約が必要となります)

※この資料はMicrosoft社から提供されている「マイクロソフト サポート技術情報 841251」(最終更新日 2004-09-13) を基に作成したものです。